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モチ太郎2の日記

ただの日記です

武士道と日本刀 #1

一千年以上もの間、日本の戦を支配した一つの武器がありました。それは、人間を真っ二つに切り裂くことの出来る刀、日本刀です。日本刀は、新しい武術と崇高な生活様式を生み出しました。また、武器として完璧な性能を備え、その美しさから武士の魂を象徴するものとなりました。

侍とは、「人に仕える」という言葉が語源で、地位と名誉のある存在でした。上流階級の限られた者だけが侍になれたのです。彼らは、鍛錬と忠義を重んじ、世間から隔絶した存在でした。
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人体を二つに切り裂く強さと、一本の髪の毛を切る鋭さを兼ね備えた刀。
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鞘から抜いた瞬間から武器となるように設計された刀は、戦いの仕方を変えました。
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また、16世紀に作られた多くの刀は、芸術的な美しさと刃先の鋭さを完全に調和させています。
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山陰地方の島根には、今も日本刀の原材料となる鋼を作っている場所があります。「神々の故郷」と呼ばれるこの地域では、特殊な鉄の精製に欠かせない希少な鉱石が産出されます。
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全ての日本刀は、燃えさかる炉の中でこの世に生を享けます。
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日本古来の製鉄が行われるその炉は、鑪(たたら)と呼ばれます。
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木原明氏は、日本でも数少ない鑪吹きの責任者、村下(むらげ)の一人です。彼は世界一鋭い日本刀を作るため三日三晩眠らずに、鑪の中の黒い原料を見つめ続けます。
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木炭に含まれる炭素が砂鉄と結合することで、ある「特殊な鉄」が生まれます。
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日本ではこの日本刀の原材料となる鉄を、玉鋼(たまはがね)と呼びます。玉鋼は、日本刀作りに最適な化学組成を持っています。玉鋼には微量の炭素が含まれており、実はこれが日本刀作りに不可欠な要素になるのです。炭素が含まれることで、強烈な一撃にも耐える刀に仕上がります。しかし、柔軟性があるだけでは良い刀とは言えません。
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そこで炭素量が少なく柔らかい芯金を、炭素量が多く硬い鋼や皮金で包みます。それにより強度と柔軟性を兼ね備えた刀が誕生し、訓練を積んだ侍の手によって、計り知れない威力を発揮する武器となります。
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日本の刀職人は、この技術を数百年以上前に完成させました。一千度以上の熱で硬い鋼と柔らかい鉄を結合させ、二重構造の刀を作ったのです。
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つづく

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